🎹第2章:はじめてのピアノ発表会-音楽が灯した小さな舞台


ムラカミ音楽教室としての第1回目の発表会。
今でもその日の光景が、心の中にやさしく灯っています。
講師として楽器店での発表会や、他の先生方との合同発表会も経験してきましたが、
この日は、私自身が主宰する教室としての初めての舞台。
特別な想いがありました。
その頃、私の子どもは3人。
長男は小学3年生、次男は4歳。三男はまだ2歳で見学でしたが、兄弟での演奏も叶いました。
思い返せば、私自身も小学生の頃、姉と連弾をしたことがあります。
一人より二人、二人より三人。
人数が増えるごとに、音色の幅もハーモニーも広がり、楽しさが増していくのです。
この発表会で、息子たちに選んだ曲はディズニーの「くまのプーさん」。
長男と私でピアノ連弾し、弟にはグロッケンで装飾的に音を添えてもらうアレンジにしました。
音楽の中で、家族のぬくもりが重なり合うような幸せな時間でした。
他の生徒さんたちも、私がセコンド、生徒がプリモというスタイルでディズニーの名曲を演奏。
ディズニーの世界観に包まれた、夢のような発表会となりました。
そして何より嬉しかったのは、発表会のあと、保護者の皆さまから「楽しかったです」「心がほっこりしました」とたくさんの声をいただけたこと。
子どもたちの演奏に、笑顔と拍手があふれ、音楽が家族の絆をそっと深めてくれたように感じました。
 音楽は、誰かと心を重ねる瞬間に、そっと灯るもの。
あの日の小さな舞台が、今も私の心をあたためてくれます。


第3章では、現在進めている2025ピアノ発表会の準備について綴っていきます。
季節の彩りや、生徒さん一人ひとりの成長を感じられるような舞台づくりを目指して、日々心を込めて準備を進めています。

村上みゆきのプロフィール
1981年より高岡市でヤマハ音楽教室の講師として活動を始め、音楽教育に携わってきました。
その後、自宅にて音楽教室を開き、子どもたちやご家族と音楽の喜びを分かち合う日々を送っています。
現在は砺波市に暮らし、音楽を愛する地元の皆さまと心温まる交流を楽しみながら、教室を続けています。
音楽は、人生を彩るもの。
教室がその彩りのひとつとなれるよう、これからも心を込めて奏でていきます。

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